逃避初日
落ちつかずになかなか寝付けず、導入剤で無理やり眠った。
Twitterはここ六年ほどずっと私の「居場所」だった。
それがガラリと変わってしまったのは一年ほど前だ。
初めて見る世界はあまりにも違いすぎていた……
高学歴者、公務員、IT関係者、輝かしい都会民達……
流れてくる情報に唯々絶望した。
なんの間違いでこんな世界に来てしまったんだろうかと頭を抱える日々は徐々に多くなり、遂にはその殆どを覆い隠し、目を背けた。
交流もやめてしまった……なんだか疲れてしまった。
私には無理だと悟ってしまった。
こんな最底辺にいるゴミ野郎が関わることを許される人達
ではないのだ。
そのせいだろうか、作品に対する反応も急激に減った……
いや、きっと魅力がなくなったのだろう。
何時間かけようが、才とセンスがなければ唯の染みなのだから。
それに、誰かの心に訴えかける線は、色は、日に日に膨れ上がる惨めさでぐちゃぐちゃに歪んでしまったようだ。
「待っている」と言ってくれた人もいた。
しかし、それは本心なのだろうか?と疑う自分がいる……
本当に、最低だ。
液晶の外、リアルの「私」を知った時、あの人達は
果たして同じ言葉をなげかけてくれるだろうか?
いいや、恐らく軽蔑の雨が降ってくるだろう……と。
何故なら、私は誰かの努力を食い潰して生かされる
最低のゴミ野郎だからだ。
人のように働くこともできず、自分だけの力で生きていくことすらできず、物乞いのように慈悲に縋り付いて恥を晒しながら生きる……そんな人間を誰が待っていてくれるんだ。
早く死ねばいいのに……そう吐き捨てられるのがお似合いだ。
私は、終わらせる覚悟も持てない弱くて醜い存在、
生きていても誰の役にも立たず、迷惑にしかならない。
そんな事実を知った時、あなた達は私をひとりの
「人間」として見るだろうか?