-鴉の檻- 404 Not Found

此処は残骸。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

鴉画廊 7

逃避十日目(最終日)

明日に日付が変わった頃、青い鳥を迎えに行こうと思う。 十日間、止まった時間の中で過ごしていた。 毎日毎日同じことを繰り返すだけの、至極単調で惨めな現実を思い出すには十分すぎる期間だった。 人との繋がりなど最早あの場所の外には存在せず、 時間さ…

逃避七日目

きっとこれが、青い鳥が飛び去ったあとの世界なのだろう。 狭すぎる箱の中でただ呼吸し、変わることのない始まりと 終わりを繰り返す。 人との関わりなど皆無、纏わりつくのは「家族」とかいう ハイエナ共、それが全て。 クソだな。 でも、四日経った辺りから…

2018-09-14

一日が、とてつもなく長かった。 結局日が落ちるまで何もする気が起きず、夜になってから お勧めされた映画、観たいと思っていた映画を数本観た。 全てを忘れられた。 でも、それが終わると再び思い出してしまう…… そう、今みたいに。 そうしてぼんやりと考…

2018-09-13

何もする気が起きない。 涙ばかりが無意識に流れていく。 何も見たくない、何も聞きたくないから青い鳥に 別れを告げたのに、この悲しみは癒えるどころか 膨張してゆく……まるで地獄だ。 鉛を飲み込んだような胸が苦しい…… どんなに願っても届かないのが悔し…

逃避初日

落ちつかずになかなか寝付けず、導入剤で無理やり眠った。 Twitterはここ六年ほどずっと私の「居場所」だった。 それがガラリと変わってしまったのは一年ほど前だ。 初めて見る世界はあまりにも違いすぎていた…… 高学歴者、公務員、IT関係者、輝かしい都会民達…

鴉画廊6

回=回

惨めな逃亡者。

Twitterで暫しの別れを告げてきた。 今年も逃げることになった。 しばらくの間あの場所は西で見る夢の話で 持ち切りだろうから……私には辛くて仕方がない。 今まで味わったことのない苦しみ…… 胸を押し潰されるような深い絶望に、今から、 たったひとりで耐え…

何故此処にいるか。

産み落とされたから仕方なく生きている…… 唯それだけ。 そこには存在価値もなければ理由もない。気付いたら此処にいた。 生命の神秘?天文学的数字の上に成される奇跡?馬鹿野郎、消費されることすらないガラクタの 間違いだ。 使い道のない鉄屑の山の上、私…

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他人の不幸を望む私は悪魔でしょうか? 私だけがいつも取り残されるから、だから同じ苦しみを 味わうように願う私は畜生でしょうか? 夢を見るための切符を手にして喜ぶ人々の声に殺される 私は、目も当てられないほどに醜いのでしょう。 澱んで歪んで、滅茶…