恐らく、二度と友情など築けないんだろうな。
私は常に人々の関心の外にいる。
そして、無意識のうちに強固な壁を構築し、
自らも世界の外に閉じこもっている。
誰も信用できはしないし、自分ですら信用できない。
奇跡的に歩み寄れたとしても、あの頃とは違い
「また終わるんだろうな」という思いが先行するに
違いない。
…………だが、私は誰にも見えていない。
馬鹿げた希望は捨てるべきだ。
誰にも愛されず、誰も愛せないのだから。
感情など持つべきではなかった……
どれだけ永遠を望もうが、そんなものは
存在しなかった。
散々思い知らされた、もう十分だよ。