-鴉の檻- 404 Not Found

此処は残骸。

なくしもの

恐らく、二度と友情など築けないんだろうな。

私は常に人々の関心の外にいる。
そして、無意識のうちに強固な壁を構築し、

自らも世界の外に閉じこもっている。

誰も信用できはしないし、自分ですら信用できない。

 

奇跡的に歩み寄れたとしても、あの頃とは違い

「また終わるんだろうな」という思いが先行するに

違いない。

 

…………だが、私は誰にも見えていない。

 

馬鹿げた希望は捨てるべきだ。
誰にも愛されず、誰も愛せないのだから。

 

感情など持つべきではなかった……

どれだけ永遠を望もうが、そんなものは

存在しなかった。

 

散々思い知らされた、もう十分だよ。