安息の地を求めて。
初めましての方も、そうでない方もこんばんは、鴉と申します。
輝かしい未来を夢見ていたはずが、気がつけば二十の巡りすらもとうの昔に過ぎ去り、誰からも目を向けられない、低学歴最底辺フリーターへと成り下がってしまいました。
唯一の居場所は、広大な電子の海のみです。
現実に友人は疎か、知り合いすらいません。
さて、ここで本題です。
そんな鴉の安息の地である「Twitter」に戒厳令が敷かれるのをご存じですか?
詳しくは分かりませんが、Twitterはもう、自由に発言できる場ではなくなりそうだということは伝わりました。
それはまるで「思想弾圧」に近い状態です……迂闊な発言がこの首を絞めるのです。
「そんなことまで?」ということすら罰の対象となるそうです。
弾圧が始まるのは2017年12月18日、たとえ月日を重ねて思い出を集めたところで、強大な力の前に全ては永久凍土に幽閉されてしまうのです。
確かに、心無い発言をすることはいけないことでしょう。
言葉は最も身近にある凶器ですから……。
しかし、普段曝け出せない本音を語り合うことで、明日を生きる希望をもらったりもする……Twitterはそんな場所でもあります。
傷付け合うこともあれば、励まし合うこともあるんです……Twitterを縁にしている人間もいる……そう、鴉のように。
そんな安住の地を、今、追われるかもしれない危機に面している……何を基準に間引きをするのか分からない不安に晒されているのです。
万が一あの楽園を終われれた時のために、私は救済措置をとり、この場所に突破口を設けます。
どんなに大切にしていても、どんなに縋っていても、規律の前では手も足も出ない……
そういうことなんですよ。
追われれば出ていき、さめざめと涙を流す、それだけです。
そうなった時はさようなら、永久凍土に埋まった思い出たち。
そしてまた、保証の無い「安息の地」を求めるのです。